夏月夜十景 第九景

『夏月夜十景 ―少シ昔ノ怪異ナ話―』12日に幕を開け、本日3日目、小さな会場での全5日間7ステージの短い公演ですが、昨日までに3ステージが終了。おかげさまで2ステージが満席、いよいよ本日より折り返し。お席の方は本日昼と明日昼が満席、本日夜と明日の夜、それから千秋楽のお昼は多少ですが、余裕があるようです。よかったらふらりと遊びにきてください。

お隣の花園神社では椿組の公演が開催中。個人的なことになりますが、30数年前、私自身も俳優として出演しており、それ以来のご縁となっています。その椿組の花園公園も今年が最後とのこと。3年前私が演出をした『マリアの首』の出演者が主宰のご子息と結婚され、彼女から初日の差し入れをいただいたり、会場近くの中華料理店でとっていたところ、懐かしい出演者と出会ったり、夏の新宿ならではの出会いが続いています。

本日は今作での資料出典のほぼ全てを編まれた東雅夫さんが観劇予定。東さんは5年前、ご自身が選考委員長を務められた文学賞の受賞作『七月の客人』もご覧いただいており、今回二度目となります。

色々なご縁というしかない出会いをいただきながら人生は再会の喜びに満ち、時に懐かしくそして切なく時を刻んで参るのでございます。
残り4ステージ、しっかりと努めてまいる所存でございますのでご観劇のほど、御願い仕ります。
以上、今作ベースの講談調でございました。

『夏月夜十景』第十景はよろしければご自身で目撃なさってくださいませ。

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